SL700とSYSTEM6000、それからSTASIS-2、これらをどういう組み合わせで鳴らすのが一番好みにあうか!?・・・ってことで、検証を思い立ちました。
パターンは下記の3つで、SL700をベースにSYSTEM6000がどれだけの効果を示しているかを聴き比べています。
ちなみにパターン№3は某オーディオショップ店長さんのアドバイスで、”試してみたら!?”って言われたパターンです。
SL700だけだとパンチの効いたロック系音楽を聴く際に低域(正確には中低域ですね)が不足気味になってしまうのは分かってるんですが、JAZZやクラシックを聴いた際にどうなるのかは分かりません。
以前とは環境もだいぶ変わってスピーカーシステムの足元もしっかりしたし、低域の出方に注目です。
・比較用CD
①. ルック・オブ・ラブ(ダイアナ・クラール)
②. めざくら2003(高嶋ちさこ&???)
③. レスプランドール(村治佳織)
・接続方法
標準的な接続方法はこう(↓)です。(パターン№1)
んで、SL700は全帯域を鳴らし、SYSTEM6000は鳴らさないというパターン(パターン№2)
更に、SL700は全帯域を鳴らし、SYSTEM6000を純粋にウーファーとして追加というパターン(パターン№3)
で、さもえどの独断と偏見に満ちた好みによる結果はと言うと・・・
1位: パターン№3 SL700は全帯域,SYSTEM6000は100Hz以下
2位: パターン№2 SL700は全帯域,SYSTEM6000はカット
3位:パターン№1 SL700は100Hz以上,SYSTEM6000は100Hz以下(標準構成)
って結果になりました。
ただし、3位と2位はかなり個人的趣向を交えた上での僅差で、相当悩んだ結果です。
ロック,POPS系をメインに聴かれる方だと、ほぼ間違いなく2位と3位は逆転するはずです。
更に言うなら、1位と3位の順位も好みによってかなり順位は逆転するかなと思います。
まず、標準状態(パターン№1)ですが、SL700が”中途半端に鳴ってる”感が強く、もうちょっとしっかりSL700を鳴らしてやりたくなりました。
また、特に低域の分解能もイマイチな感じです。(あくまで他のパターンとの比較の問題ですが・・・)
これは、もともとSYSTEM6000がSL700ではなくSL600用に作られているのにも起因してるのかなぁ・・・なんて思ってます。
SL700で出ている低域が、本来のSL600との組み合わせでは出ていない低域にカブっちゃって妙に濁った団子のような雰囲気になってしまうのではないかと・・・。
ただ、他メーカーの中途半端なサブウーファーを持って来るよりは100倍マシで、SL700を使用する上で、サブウーファーを選ぶとしたら、これは間違いなくトップレベルの相性だと思います。
また、他メーカーのチャンデバ等でうまく調整出来れば、グッと良くなる可能性を秘めていると思います。
んで、SL700のみで鳴らした場合(パターン№2)は、SL700がかなりクリアに音を出してくれます。
私は個人的に、”低域が中途半端に出るぐらいなら、いっそのこと出ない方が良い”という極端な持論の持ち主ですので、SL700がきれいに鳴ってくれるこういう形態はとても印象が良いです。
低域も適度に出ており、腹に響くような低域はないものの、不足感はありません。
やっぱSYSTEM6000要らないか!?ってな感じです。
最後にSL700全帯域+SYSTEM6000@100Hz以下(パターン№3)ですが、低域の量を加減しながら出力してやると、パターン№2のSL700の鳴りっぷりの良さに加えて、うまく低域が補足されるので、とても良い感じです。
もうちょっと締まった低域が欲しいと思うのですが、これはチャンデバに拠るところが大きいと思うので、今後の課題とします。
また、小音量でもしっかりと低域は出ますし、SL700単体ではチョット出ないよなぁ・・・ってレベルでは音が出てくるので、個人的には一番気に入りました。
№3のパターンを聴いてしまうと、SL700単体には戻れない気分です。^^;