さて、
前回に引き続きAyre QB-9の試聴ネタ。
通電直後は、若干デジタルっぽい平べったい印象もありましたが、通電後24時間が経過したあたりから落ち着きが出てきて、30時間を越えたあたりから、我が家のDV-50Sは超えられた印象です。(;_;)
とりあえず、ノー対策PCで、コレだけの音が出るなら、真面目に取り組めば、かなりのレベルになるんじゃなかろうかと・・・。
なので、単体DACとしても(多分w)優秀。
特に、空間表現と空気感は、なかなかだと思います。
微細音の拾い方と、音の分離感、それから、全体バランスの取り方が上手い印象。
Ayreの機器で良く言われる、”透明感”ですが、コレは背景ノイズの低さに主な要因があるんぢゃなかろうかと思ってみたりしてます。
主観的な好みも含めた感想としては、DACから出てくる音と価格を考慮すると、十分に魅力的だと思いますが、入力系がUSB1系統なのをどう評価するか・・・と言う点が悩ましいかな。
恐らく、USB入力1系統に絞って機器をチューニングしているでしょうから、ユーザインタフェースの少なさは、メリットにもデメリットにもなっていることと思います。
また、デジタルケーブルの代わり(?)にUSBケーブルを使うことになるし、現時点では散財的ケーブル交換の楽しみは少なそうです。(爆)
それから、PCにユーザーインタフェースを委ねている点は、まだまだ改善の余地があると思います。
機器群の近くでのPC操作は、拙宅のようにリビングの片隅を利用したオーディオシステムだと非常に面倒くさい。
再生用ライブラリ管理ソフトウェアと対応したリモコン、それから出来ればシステムの傍に設置して違和感のない小型モニタが欲しいです。
さて、あとは実験結果のメモです。
(あくまでウチの環境&ワタシの耳での検証結果ですが・・・。)
1. foobar2000のプロセス優先度を上げる。
抜けと透明感に差が・・・。
内部的にプロセスの優先度が上がったり下がったりするタイミングも分かる・・・ような気がします。w
2. HDDとUSBメモリに同一ファイルを置いての聴き較べ
何だか、USBメモリの方が、微細音をよく拾うようです。
USBメモリは、Microsoft Tech Ed 2008で貰ったオマケのメモリですので、全く大したモノではありません。^^;
3. 電源系
細かい話ですが、PCの電源系にフェライトコアを挟んでみたり、余ったケーブルを八の字巻きしてみたりしても、多少反応があります。
PCオーディオ系は電源に敏感・・・と聞きますが、何となく実感できました。w